
本日も公務おつかれさま。
辞めたい公務員だった、ねここです。
アラフォーで市役所を辞め、いまは上場企業で働いています。
転職してもうすぐ1年。
公務員から民間企業へ転職してみて、驚くことはたくさんあった。
いいことも悪いこともあった。
今日は、上場企業のスタートアップ部門で働いて気づいたことを綴りたい。
民間=自由は幻想だった。上場企業スタートアップ部門での気づき
はじめに 民間に行けばもっと自由だと思っていた
民間って、公務員よりも断然自由に働けると思っていた。
もっと自由に。より柔軟に。
前例に縛られず、
現場の判断が尊重され、
こうしたい!と思ったことを形にしていく世界。
公務員時代に囚われていた、
前例踏襲の鎖や制度、調整や調整のための調整から、解放されるはずだ。と。
実際、民間のほうが自由な場面は確かにある。
でも同時に、こうも感じた。
「民間=自由」という理解は、かなり単純化された幻想だった。
第1章 私が働いている環境
私は現在、上場企業の中にあるスタートアップ部門で働いている。
商品企画、ブランディング、マーケティング、広報。
つくるところから売るところまでを、ひとつの部で一気通貫して担っている。
会社の中に、もうひとつ小さな会社があるようなものだ。
少人数で、
スピード感が求められ、
柔軟な発想が期待される環境。
マス向けの商品が飽和しているこの世の中で、
私たちの戦略は、ニッチな市場を深く刺しにいくこと。
一見すると、
かなり自由度が高く、理想的な部署だ。
私自身も、そう感じていた。
第2章 でも決裁の先にいるのはJTC本体
ただし、この理想的な環境は、決裁構造のせいで全くの修行となっている。
最終的な意思決定権は、
私たちスタートアップ部門ではなく、本体側にある。
本体は、いわゆる伝統を重んじる日本的な企業、JTC。
意思決定の前提が、私たちの部門とは大きく異なるのだ。
本体側が重視するのは、
- できるだけ多くの人に届くこと
- 多くの売上
- 過去に成功/失敗したやり方
一方で私たちの部門が目指しているのは、
- あえて大衆を狙わないこと
- 文脈を理解してくれる層に深く届けること
- ブランドの価値の確立
この前提がまったく嚙み合わないことが、根本的な悲劇だ。
私たちが現場を見て、部内で何度も話し合って、決定した方針も、
いつの間にか
「もっとわかりやすく」
「大きな売り上げを狙いにいけるように」
という方向に引き戻されてしまう。
第3章 自由な発想ほど通らない現実
私の所属するのは、仮にも上場企業。
組織が大きいが故の弊害が、挑戦することよりも、失敗しないことを選ぶこと。
スタートアップ部門では、刺さる人に深く刺さる戦略こそが正義、でも
組織としては、誰にでも安全に説明できる戦略のほうが選ばれる。
尖った戦略は、誰もの心を掴むものではないけれど、
無難に、安心できる戦略は、誰もがなんとなくいいね、と思う。
組織が大きくなったが故に生まれてしまう、防衛反応なのかもしれない。
ただ、設計したブランド戦略が削られ、角を取られ、どこにでもありそうな表現となっていく。
これがブランドを毀損していると言わずしてなんと言う?とも思う。
尖りを求めてこの部門を立ち上げたのではなかったのか?
これなら今までとなにも変わらないのでは?とも思う。
正直、違和感しか浮かんでこない。
第4章 民間=自由という幻想の正体
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