
本日も公務おつかれさま。
辞めたい公務員だった、ねここです。
アラフォーで市役所を辞め、いまは上場企業で働いています。
そういえば、いまの会社に転職した際、SPI試験に大苦戦したことを思い出した。
私は、採用プロセスで若干のイレギュラーがあり、
通常は筆記→面接、と進むところを、
面接→筆記、と選考が進んだ。
まあ、中途採用っていろんなことがあるよね、ってことで。
面接は、持ち前のコミュニケーション能力を発揮し、
公務員で培った誠実さや傾聴力、共感力なども遺憾なく発揮し、
これは内定間違いなし!
と強い感触を得た。
そのあと開催されたSPI試験。
会社側からは、
採用規程で決まってるから形式上やるね!
一般的な常識があるか確認する程度だから!
ぐらいの案内をされた。
とはいえ、こちらとしても、ここで落とされたらたまったもんじゃない。
さっそくAmazonでSPI試験対策の参考書を購入。
実は、中途枠で公務員試験を受けた際にもまったく同じ参考書を使ったのだが、
そいつは内定後早々にメルカリへと送り込んだのだ。
まさか3年後に同じ参考書が必要になるとは、その時は1ミリも想像しなかったぜ。
確率の問題やら、道のり・速さ・時間の法則やら、
数学とも言えぬ算数の問題をひたすら解く。
実は、私は数学全般がかなり苦手だ。
というか算数すら怪しい。
比率を出すときは、公式がわからないので、
100:x=500:80⇒500x=8000⇒x=16
おー16%か!とやる。
あれ?合ってます?
そんな私だが、公務員試験のSPIは基礎問題ばかりだったので、
いわゆるSPIってこんなレベルなのね!と、
正直なところ、ちょっと楽観的にもなっていた。
そして挑んだ、オンラインでのSPI試験。
現会社への入社がかかった、たいせつな試験である。
そして…
1問目に目をとおして、絶句した。
なにこれ?なにを求められてます…?
もはや問題など覚えていないが、
あの参考書で学んだ公式はどこにも当てはまらない。
なにを質問されているのか、
どんな考え方で答えを導き出せばいいのかすら見当もつかない。
えっと、20分後に出発して追いつくためには時速何kmで走ればいい?とか、慣れ親しんだ設問は何処?
画面右側に回答制限時間が表示され、やたらに焦りを煽ってくる。
しかも回答は、選択肢を選ぶ式ではなく、
答えを入力しなくてはならないという、確率任せにできない泣ける仕様だ。
このような苦行が何十問と続き、
唯一答えられたのは、飲み会の割り勘額はいくら?という問題だけだった。
驕り驕られ文化のない公務員経験が、こんなところで活きてこようとは…
SPI試験時間が終了したとき、私の頭の中に浮かんだことはひとつだけ。
これは絶対落ちた…
一方の人事部も、おそらく相当頭を抱えたであろう。
実は、人事の方々には、ここに至るまでだいぶ親身になって
面談やら企業訪問やらをアレンジしてもらった。
ねここさんのキャリアに合ってるのは、こんなポジションでどうでしょう?的な調整も相当してもらった。
私のためにご苦労をおかけした人事の方々の顔が思い浮かび、
まだ経験してもいないのに、この会社で過ごすはずだった輝かしい日々が走馬灯のように駆け巡り、
このまま消えてなくなりたいとさえ思った。
そして当然、人事の方々も、卒倒しそうになっただろう。
こいつは一体…と唖然としただろう。
申し訳なさと至らなさでいっぱいになりながらも、人事部へとSPI受験完了の連絡をした。
なんなら、辞世の句でも添える勢いであった。
私の春は、この場で散るかと思われた。
が、しかし。
なんの因果か、会社は私を受け入れた。一般常識すらない私を。
それとも、割り勘額がわかれば生きていけるっしょ!と受け止めてくれたのか。
真相はわからない。
だが、こんな私に、
一緒に働こうよ!と扉を開けてくれたこの会社の気風の良さは、忘れられない。
もう!JTCが!とか思っちゃうことだってたくさんあるけど。
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会社の中の理不尽なことには、これからだって戦うけど、
私たちの始まりはこんな形だったって、時々思い出して、襟を正すきっかけにしたいと思う。
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